EBH 〜根拠に基づいた競馬〜

データを用いて根拠に基づいた馬券術習得を目指すブログです。

2020 リーディング争い最終局面

こんばんはnoritakex です。

 

今年の中央競馬も残すところ2日になりました。

世間は新型コロナウイルスの影響を受けて中止になったイベントや変則的な日程で行われたプロスポーツも多かった中、無観客競馬こそあれ無事に1年間競馬を楽しみことが出来て関係者の方々には感謝の気持ちでいっぱいです。今年は史上初の記録が多く生まれ名レースも多かったですね。

 

さてそんな今年の中央競馬の締めくくりとして有馬記念に注目が集まる中、個人的に気になっているのが各リーディング争いです。

レースでいうと最後の直線になるでしょうか。

もうすでに大勢が決しているものもあればまだ最後まで追い比べている争いもあります。

以下にまとめてみたので各リーディング争いにも注目しながら今年最後の中央競馬を楽しんで頂けたら幸いです。

 

◎騎手編

・全国リーディング
こちらはすでに大勢が決しています。

202勝のルメール騎手に対して2位の川田騎手は165勝なのでルメール騎手で決まりです。

あとはルメール騎手が自身の持つ最多勝記録(215勝)更新がかかっていますが土日の騎乗数が15鞍なので可能性は0ではないですが厳しそうです。

 

・関東リーディング

こちらは激戦です。

現在1位の横山武史騎手が92勝、追いかける吉田隼人騎手が89勝と3勝差です。

一時期はもう少し差があったときもあったのですが捲くってきていますね。

横山騎手は12鞍、吉田騎手は15鞍ですが、横山騎手は両日ともG1開催のある中山でトップジョッキーが集まる中での騎乗なのでやや勝ち星は大きく伸ばすことは難しそうな印象です。

現状のリードが鍵を握りそうです。

 

◎調教師

52勝で矢作厩舎がトップ、以下50勝の友道厩舎、48勝の堀厩舎と続きます。

土日の各陣営からの出走は矢作厩舎は8頭、友道厩舎は11頭、堀厩舎は3頭なので矢作厩舎か友道厩舎に絞られました。勝率見ると友道厩舎(0.197、矢作厩舎は0.105)の方が高いので数字だけ見ると最後までわからない争いになると思います。

 

種牡馬

・全馬

この項目はディープインパクトに決まりです。

2位のロードカナロアに対して賞金差35億、勝利数84勝差の大差をつけているので9年連続9回目のリーディングサイアーをほぼ手中に収めています。

 

・2歳

こちらは新種牡馬のモーリス、ドゥラメンテが頑張っていましたが、ディープが頭一つ抜け出した印象です。上位5頭は相変わらずです。優勝賞金7千万円の2歳G1が残っているのですが2位のモーリス産駒は出走しません。残りの産駒たちは差が大きいのでG1を勝っただけでは逆転出来ずディープが有利でしょうか。恒例の表も作ってみたので参考にしてみてください。

 

  出走頭数 勝馬頭数 勝馬 出走回数 勝利回数 勝率 賞金
ディープインパクト 84 25 29.76% 158 31 19.62% 436,936,000
モーリス 107 29 27.10% 251 31 12% 381,128,000
ドゥラメンテ 99 29 29.29% 221 33 14.93% 353,007,000
キズナ 92 29 32% 249 30 12.04% 348,063,000
エピファネイア 97 21 21.64% 230 23 10.00% 294,117,000

 

以前にまとめた記事よりも勝率を落とす産駒が多い中キズナ産駒は勝馬率、勝率共に上昇しています。勝馬率に至っては父ディープを超えています。

データで見ると今年度の種付け数でキズナがトップ(242頭)なったのもわかる気がします。大物の登場が待ち遠しいですが、コンスタントに勝馬を輩出するのは大事なことですね。種付け数の2位は240頭エピファネイア、デアリングタクトという超大物を輩出したことが評価されたのだと思いますが産駒全体のアベレージはやや低い印象がありますね。

 

今回の記事は以上になります。読んで頂きありがとうございました。